繁忙期に転職したい看護師へ

看護師が転職する場合、なるべく繁忙期は避けたいものだ。
特に、夏期休暇がある8月や年末年始を前にした12月は忙しくなる。

しかし、人によっては引っ越しや転職先との兼ね合いなどでどうしても繁忙期に転職したい場合や、転職しなければならないこともあるだろう。
そんな時は、同僚や上司に対して申し訳ない気持ちになるかもしれないが、繁忙期だからといって転職してはいけないという決まりはない。
引き留められたとしても断ることは可能だ。
自分の人生は自分で決めるものであるため、怯む必要はない。
しかし、結果的に周囲に迷惑をかけることになるため、辞めた後の後味は悪くなるだろう。

病院によっては、退職の申し出期限が定められていることもあるため、事前に規則をしっかり確認しておくことが重要である。
また最低限の礼儀として、繁忙期に転職しなければならない理由をきちんと伝えることも大切だ。

だいたい看護師が転職しやすい時期といえるのが2月頃。
2月は長期休暇が無く、1月の繁忙期が終わったタイミングであり人の入れ替わりも少ないため、比較的落ち着いている。
また新卒が入社してくるまでに2、3ヶ月間働いて、忙しくなる前に少し仕事に慣れることもできるのもポイントだ。

また、9月と10月も繁忙期が落ち着いて少し余裕がうまれる時期であり、転職しやすい。
研修をじっくり受けるにはぴったりな時期だといえる。

どうしても転職しなければいけない理由があるのなら、繁忙期でも仕方がないが、気持ちよく退職したいのであれば、なるべく上記に挙げた時期を狙ったほうがいい。
自分にとっても病院にとっても良い形で転職活動を進めることは、いち社会人としての最低限のマナーといっても過言ではないからだ。